食パンにはカビが生える!カビが生えたパンは食べられない?
食パンにカビを生やしてしまった経験はありますか?食べずにしばらく放っておいた食パンにカビを見つけたことがあるという人は多いと思います。
カビは、普通の食パンでも高級食パンでも起こりうることです。
食パンは冷蔵庫に保管することも少ないため、季節によってはそれほど日にちがたっていないのにカビが生えていることがあります。白い生地に青いものや黒いものがポツポツとついているので、見つけるのはそれほど難しくないでしょう。
カビにも種類がありますが、カビは口に入れると体に害があるのでしょうか。
今回は、パンに生えてくるカビの種類や人体への害について解説します。
■食パンに生えるカビにはどんな種類があるの?
食パンに生えるカビは種類があり、気温や季節によって発生するものが異なります。
春や秋に発生するカビにはアオカビやクロカワカビがあり、このカビは発育がゆっくりで比較的低い気温で育つカビです。
夏にはクロコウジカビが発生します。このカビは成長速度が速く、高い気温で元気に育つカビです。
カビは湿気を含むところでよく育つので、梅雨時期もカビの発生が多くなります。
■食パンに生えたカビは口に入れても問題はないの?
カビにはチーズなどに使われる良いカビがありますが、パンなどの穀物に生えるカビはマイコトキシンと呼ばれるカビ毒を発生します。
このカビ毒は発がん性物質を含んでいるので口にすると体に害を与えてしまいます。火を通しても毒素自体は残るので、しっかり焼けばいいというわけにもいきません。
ただし、食べるとすぐに体に影響がでるというわけではありません。
続けて摂取することが問題になるので、もしも間違って食べてしまったとしたら慌てずに残りのパンを破棄するなどの対策をとってください。
■カビが生えた部分だけを除いて食べてしまっても問題はないの?
食パン全体ではなく一部分だけにカビが生えている場合があります。この場合、捨ててしまうのはもったいない!カビの部分だけ取り除けばよいのでは?と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
しかし肉眼で見えていなくてもカビは奥に入り込んでいることもありますし、胞子が全体についているということもあります。
つまり、一部分にカビを見つけたらそのパン全体にカビが発生している可能性があります。
ですからそのパンは食べてはいけません。思い切って処分してくださいね。
■まとめ
カビは良いカビと悪いカビがありますが食パンに生えるカビは体にとって悪いものです。見つけたら口にするのはやめて、残りは処分するように心がけてください。
カビは気温や湿度によって発生がしやすくなります。賞味期限を守りながらカビが発生していないかを目でもしっかり確認してくださいね。
忠みの高級食パンも、季節や保存環境によってはカビが生えてしまうことがありますから、購入したらなるべく早く召し上がってくださいね。食べきれない時は冷凍保存がおすすめです。