給食の味「きなこパン」を高級食パンで作ってみませんか?
きなこパンといえば給食の味!
油でカリッと揚げたコッペパンに、きなこと砂糖がたっぷりかかったきなこパン。手は汚れるし口の周りもきなこだらけで、食べるのが大変ですよね。
でも、できたてのきなこパンは本当においしかった!給食のきなこパンを楽しみにしていた!という方も多いと思います。
しかし、給食のきなこパンを知らない…という方もいるかも?
そこで今回は、給食のきなこパンとはどのようなものだったのか、また、なつかしのきなこパンを家庭で作る方法をご紹介します。
■なつかしの給食メニュー「きなこパン」とは?
きなこパンは戦後の食糧事情が悪かった時代に、東京都大田区の小学校で最初に作られました。
コッペパンを油で揚げて、きなこと砂糖をまぶして作ったきなこパンは、学校給食の中でも人気が高く、給食の献立表に丸をつけて楽しみに待っていたという人もいるほどです。
○世界ではいろいろな揚げパンが食べられている!
きなこパンは揚げパンの一種ですが、世界各地でさまざまな揚げパンが食べられています。
ロシアのピロシキ、スペインのチュロス、ポルトガルのマラサダも揚げパンです。中国では朝食のおかゆに添えられる、油条という揚げパンがあります。
日本では、きなこだけでなく、ココアやシナモンをまぶした揚げパンもあります。
■「きなこパン」にはいろいろな種類があります
給食のきなこパンはコッペパンを揚げて作るのが一般的ですが、家庭で作れるきなこパンには、いろいろなバリエーションがあります。
○油で揚げないきなこパン
コッペパンにバターを塗ってからトースターで焼きます。全体にきなこと砂糖をふりかけでできあがりです。
○食パンで作るきなこパン
トーストした食パンにバターを塗り、きなこと砂糖をふりかけます。
○粉っぽくないきなこパン
室温に戻したバターにきなこと砂糖を混ぜてよく練ります。お好みのパンに塗って食べます。
○ホットケーキで作るきなこパン
ホットケーキの生地にきなこを混ぜて焼き、焼きあがったらバターを塗って、きなこと砂糖をかけて食べます。
■高級食パンで「きなこパン」を作ったら!?
きなこは大豆を炒って粉にしたものですが、和菓子の材料としてよく用いられています。
たんぱく質が豊富で食物繊維やミネラルも含まれている、とても健康的な食品ですし、きなこの上品な香ばしさと砂糖の甘さは、ときどき無性に食べたくなる味です。
高級食パンできなこパンを作ってみたらどうでしょう?しっとりふわふわの高級食パンなら、生のままでもおいしいです。
しかし、パンを食べやすい大きさに切って、きなこと砂糖をふりかけて食べてみたらさらにおいしいです!
また、溶かしバター、黒蜜、はちみつ、コンデンスミルクときなこも相性抜群!飲み物は、濃い目の緑茶が合いそうですね。
■まとめ
きなこパンは、戦後の児童の栄養状態を良くするために生まれました。そして、当時は安価でカロリーの高い、成長期の子供たちにとって理想的なメニューであり、なにより、そのおいしさが子ども達の心を捉えました。
豊かな時代になっても、きなこパンは愛されています。
きなこパンにはいろいろ種類があり、家庭でもいろいろなきなこパンを作ることができます。ぜひ、高級食パン「忠み」の食パンでも、最高においしいきなこパンを作ってみてくださいね。