パンの美味しさは水で決まる!?アルカリイオン水が選ばれる理由とは
パン作りにおいて水は重要なものです。パンの味にも食感にも、水は大きく影響しています。水はどのような働きでパンをおいしくしているのでしょうか?
なぜ「忠み」はパン作りにアルカリイオン水を使っているのでしょうか?その理由をご説明します。
■おいしいパンと水の関係
パンの基本材料は、小麦・酵母・水で、水の使用量は小麦の次に多いです。
そして、パン作りにおける水の主な役割は以下の通りです。
・グルテンを形成する
・デンプンを膨張させる
・生地の硬さを決める
・生地温度を調節する
グルテンはパンの骨組みを作り、デンプンはパンの弾力を支えます。
水が小麦の力を引き出すことで、もちもちしっとりのおいしいパンが作られるのです。
次はアルカリイオン水についてお話しします。
■アルカリイオン水とは?
アルカリイオン水とは水を電気分解してマイナス極に集まった、中性に近い弱アルカリ性の水です。
健康な人の血液は弱アルカリ性ですが、ストレスや生活習慣の影響で酸性に傾きがちになります。酸性に傾いた状態を戻すためには、弱アルカリ性のものを摂取するのが良いようです。
アルカリイオン水は、胃腸症状の改善に有効であることが確認されています。他にも美容効果や料理を美味しくする効果が期待されています。
このような特徴があるアルカリイオン水は、おいしいパン作りにも役立ちます。
■なぜ「忠み」はパン作りにアルカリイオン水を使うのか
実は一般的にアルカリイオン水は、パン作りに適さないと考えられています。
パン業界では、弱酸性の水を使うのが普通です。手作りパン教室では、アルカリイオン水を使わないよう注意されることもあるようです。
しかし「忠み」は小麦の繊細な旨味を引き出すために、あえてアルカリイオン水を使っています。
酵母の活性化とグルテンの働きの微妙なバランスを取るため試作を重ね、ついにアルカリイオン水を使った美味しいパンを完成させました。
水にこだわることで、他にはない素材の旨味を活かしたパンが誕生したのです。
■まとめ
パンをおいしくするには水の役割が重要です。
パン作りには、温度管理や酵母の発酵、pHの調節など化学の実験のような難しさがあり、おいしいパンを作るために、パン職人は細心の注意で水を扱っています。
そして、水にもこだわった「忠み」の高級食パンは、小麦の風味を存分に楽しむことができ、「いと旨し!」な食感を楽しんでいただけますよ。
ぜひ、召し上がってみてくださいね。